人は死ぬときはなにも持っていくことができません。その時に、いままで大切にしてきたこと、重要だと思っていたものを、すべて捨てる時がきます。書籍を読むと、意外にその義務感などで行ってきたことに縛られていたことを、死の直前に感じることが多いようです。縛られていたものを手放さざるを得なくなったとき、悲しみや切なさと同時に、過剰な執着や執心から解き放たれた状態になるようです。
何時かは死が訪れることから、あまり縛られない生き方をしていた方がいいのかもしれません。やはりなるべく執着しない生き方ができるのがいいと思えます。また執着でも、人との絆は重要なのだと感じられます。本当に幸せな生き方というのは、比較的、いい加減な生き方がいいのかもしれません。
「死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33」、大津秀一、幻冬舎単行本
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