図書館の返却用のコーナーにあった書籍で、著者の書籍はよく読んでいるので、早速、借りて読みました。
エリート商社マンの輝かしい話と思っていたが、ブラックオアホワイトを選択するところから、話が複雑になり、未来を選択できるようになってきた。結局、夢での悪夢が少しずつ現実を呑み込んでいく感じです。少しずつ不気味な感じがする流れになってきます。祖父が夢の中に出てくるので、何か大きく変化するのかと思ったのですが、
次々に話が進んでいくのが、読んでいて面白いです。都会の中で、会社の中で、社会の中でと様々な複雑なつながりの中で、生きていることを感じます。そのつながりの中で、選択をしながら生きている。その選択がよかったのか、悪かったのかは、本当のところは、最後にならないとわからない。
「ブラックオアホワイト」、浅田次郎、新潮社
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