書籍「バラ色の未来」
2021-07-24


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 総理大臣のIR指南役と言われていた人物が、首相官邸にプラスチックのコインを投げつけていたホームレスになっていた。IR誘致に失敗した元名物町長の死から、話はIRに絡んだ政界、財界、関連企業と話が広がります。そして、IR誘致に成功した総理の地元とIRの誘致に失敗した町との差が明確になります。しかし、IR誘致に成功したからよかったというような内容ではなく、博打依存症や町の荒廃などが表面化してきます。  話がはじめは記者が不利でしたが、少しずつ話をする人が現れ、真実がわかってきます。最後には、裏切りが大きな要因になり、様々なことが明るみになっていきます。やはり、不明確なことが明らかになるので、読んでいてスッキリとした感じでした。  この書籍でも、やはり人の信頼や誠実というようなものが重要に感じます。

「バラ色の未来」、真山仁、光文社

[読書]

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