過去の税制の状況の説明が多くあります。その時代で、特徴的な税金を知ることで、それぞれの税金の課題がわかってきます。税金の取り組むべき課題が過去の課税の状況から丁寧に書かれてあります。
どにょうな課税の方法がいいのか、考えさせられる書籍です。課税の導入には、公平性、帰着分析、効率性、最適課税など、さらに誰が支払うのかで、大きく影響するため、それらを考えながら取り組んでいく必要があります。
数千年の歴史で、それぞれの時代で課税を考案して、取り組んできたことが感じられ、それでも、課税の適切な課題を解決することは難しく、さらに租税回避などが行われる。
過去の取り組みから、今後の課税の方法を考えていく必要があることを感じられます。
書籍「課税と脱税の経済史」、マイケル・キーン&ジェエル・スレムロッド、中島由華、みすず書房
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